「子育て向いてないかも…」元保育士が語る!子育てに自信を失くした人に読んでほしい話

育児ライフ&悩み
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こんにちは!元保育士(約10年)のぷにんちゃんです。@punin1110

毎日の育児お疲れ様です。待望の赤ちゃんを迎え、子どものいる幸せな生活の始まり!
…と思っていたけれど、実際に子どもとの生活はハードそのもの…そんな現実を前に「想像と違った!」「こんなはずじゃなかった…」と自信をなくす日々に悩んでいませんか?

  • 子育てに向いていないのではないか?
  • 夫や子どもにイライラ…
  • 母になったことを”後悔”、”涙”も出てしまう…
コブネズミ
コブネズミ

こんなわたし、子育てに向いてないのかな…?

そんなことありません!!!!!

悩むのもイライラするのも、原因があります。

そんな悩みを持つママ(パパ)に向けて、「わたしって子育てに向いてない?」という気持ちをラクにする記事を書きました。

かくいう私も、元保育士という身でありながら、産んだ瞬間に自信喪失の産後うつを経験し、長男(トモち)が3歳を迎える頃までずっと育児に悩みを抱えていました。

けれど、本記事で紹介する解消法を意識し始めたら、心がスーッとラクになり夫にも子どもにも優しく接する時間が増え、気づけば家族時間が増えて明るくなりました!

これを読んで、あなたの心の疲れが少しでも解れますように。 

子育てにイライラする原因5選

私の経験を振り返りながら、子育てにイライラする原因を考えてみました。

  • 睡眠不足
  • 慣れない子どもとの生活
  • 自分の時間がない
  • 産後クライシス(夫との不仲)
  • 真面目に考えすぎる

1.睡眠不足

子育てといえば「睡眠不足」との戦いです。

私は前駆陣痛が始まってから緊張と痛みで不眠が続き、丸々2日間眠れないまま出産しました。

その後も入院生活中に眠れたかというと赤ちゃんの「ふぇ…」という声や、仕草ひとつが気になってまっっったく眠れませんでした。
退院してからも頻回な授乳にオムツ替え…「ちゃんと寝ているか?」と気になって熟睡なんてできず。3歳になった現在でも咳一つしてると気になって様子を見てしまいます。(さすがに慣れましたが)

慢性的な睡眠不足が続くと、以下の引用のように心身ともに大ダメージを受けます。

睡眠不足は、食欲を高め、肥満の原因にもなります。動脈硬化、心臓病や脳卒中を発症する危険性を高めます。原因ははっきりとはわかっていませんが、不眠のある人や睡眠が極端に短かったり長かったりする人は、うつ病になりやすいことがわかっています。


眠れないとうつ病になりやすい?不眠・睡眠不足と健康の関係:NHKより引用

結果的にイライラ、不機嫌、食欲不振が起こり、産後うつのような症状がしばらく続き辛かったです。

2.慣れない子どもとの生活

今までは自分のことだけを考えて生きていましたが、これからは「自分以外の人間を守り育てる」という使命を受けるようになります。

何事も「初めて」というのは負荷がかかるものです。ましてや「生命」を育てることになれば多大な負荷がかかります。
そんな中ストレスを感じてしまい、いつもの自分でいられないということは決して珍しくないですし、仕方のないことです。

3.自分の時間がない

先ほども触れましたが、出産すると子ども中心の生活になります。何をするにしても自分のリズムやペースで動くことが難しくなってきます。
私の場合、出産前は22時までには就寝。翌5時半に起きて運動したり掃除をしてきましたが、産まれてからはボロボロに…。

夜の孤独な雰囲気がイヤで、深夜1時就寝・細切れ睡眠・熟睡できないまま6時起きの日々でした。

起きてからも授乳、オムツ替え、顔や手の清浄、保湿、泣けば抱っこ、おもちゃ遊び…気づけば一日中パジャマで話し相手も赤ちゃんだけだったり。
唯一の癒しはお昼寝タイム!けれどすぐに起きて泣かれてしまったり…。

子どもがある程度大きくなってからはだいぶ手が離れラクにはなりますが、今度は「遊んで攻撃」&「お昼寝しない攻撃」
気分転換に外に出ても「あっち行く」「抱っこ〜」「これなんだ?(寄り道)」と、目的地まで何分かかるんじゃ〜!の毎日。

自分の時間がなかなかとれないのもストレスの大きな原因です。

4.産後クライシス(夫との不仲)

産後クライシスという言葉を知っていますか?
産後〜数年間に渡り、育児などによるストレスや疲れから夫に対して愛情が冷める現象のことを指します。

出産前まで「そんなあなたが可愛い♡」なんて思っていたのに、ちょっとした夫の言動や行動で「いらっ」としたり「ないわ〜」と幻滅してしまう事ありませんか?
それが産後クライシスです。わたしもまんまとこの現象に陥りました。(後ほど修復)

睡眠不足の話とも繋がりますが、”自分”のタイミングで寝て起きて「眠いわ〜」なんて言われた日にゃ、「こっちはお前みたいに自由な時間に寝たり起きたりできねえんだよ!」と怒りの炎が燃え上がりますよね。

また育児においての価値観の違いだったり、私生活のすれ違いなどで夫に対してのイライラが募り、「夫は自由に行動できて、どうして私ばっかり我慢してるの?」という孤独な気持ちになります。

そういう妻のイライラを察して余計に夫婦仲が冷たくなっていき、家庭の雰囲気が悪くなるという悪循環になります。

5.真面目に考えすぎる

以前、南明奈さんがテレビのとある番組で「離乳食を作る時に、レシピ通り(豆腐50秒茹でるなら、きっかり50秒!など)に作らないと不安」という事を話していました。

その話を聞いて「なんて真面目なママなんだ…」と驚愕してしまいました。でも、これに近しいことをしてしまうママもいると思います。

私は夜泣きが怖かったので、「ねんねトレーニング」を実施していました。内容は割愛しますが、簡単にまとめると月齢ごとに起こしてる時間とお昼寝の時間をきっかり決めて1日のサイクルを作ります。
その「時間のルール」を守るのにめっちゃ必死だったのを覚えています。(おかげさまで、夜泣きしない子でした)

それに自分が”保育士”だというプライドがあったので「良い子育てしなきゃ」と自分にプレッシャーをかけてしまっていました。
後から考えると「そんなこと考えなくてよかったのに〜」と思うものばかりです。

イライラを解消する方法5選

ここからは、私の実体験も含めてイライラを解消する方法をお伝えします。

  • 子どもに「かわいい」と声に出して伝える
  • 誰よりも自分をいちばん大事にする
  • 人と比べない
  • 家をできる範囲で片付ける
  • (できるなら)夫と仲良くする

1.子どもに「かわいい」と声に出して伝える

言葉には魂が宿っていて、ポジティブな言葉を口にすれば気持ちもあがっていきます。できれば自分を毎日褒めることも効果はあると思いますが、子どもに対してイライラしてしまうならばやはり我が子を対象にして

「あなたは世界一かわいいね」という気持ちを伝えてあげましょう。

私は夜寝る前に必ず「だいすきだよ」「愛してるよ」と伝えています。トモちも指を咥えながら「うんうん」と頷きながら眠ります。その姿が愛しいです。

「言わなくても伝わるでしょ」という思うことでも、改めて口にすることは自分自身への再確認でもあります。
イライラした時、ついキツい態度をしてしまった後、自己嫌悪に襲われてしまったら「大好きなんだよ」ときちんと伝えてあげましょう。
改めて口にすることで、我が子を大事に思う気持ちを確かめ、子どもも「やっぱり愛してくれてるんだ」という安心感を得られます。

2.誰よりも自分をいちばん大事にする

先ほどの項目でも、子ども優先の生活になる話に触れました。が。
母親だって1人の人間だし、何より子どもの年齢(月齢)=ママ歴です。そんなすぐにBIGママになんてなれるわけありません。

そして自分の気持ちにウソをついていると、本当の欲求に気づけません。
気づけないでいると、自分でもどうしたら自分をご機嫌にしてあげられるかわからなくなってしまいます。

私もそういう性格なので自分の本当の欲求に疎いのですが、子育てを通して少しずつ自分の本当の気持ちというものを考えるようにしています。

「ちょっと疲れた…」と思ったらテレビでもタブレットでもなんでもいいので、子どもが少しの間でも夢中になってくれるもので休憩して良いと思います。
「目が悪くなっちゃう」「テレビばっか見せてダメなママだ」なんて思わないようにしましょう。

大事なのは「ママがご機嫌でいること」です。

その休憩で「よーし、じゃあおやつタイムでもしようか」と子どもに笑顔を向けられたら花丸満点ですよね。自分の欲求に正直になることが、イライラ解消の一歩です。

3.人と比べない

ネット(SNS)やママ友の話を聞いていると「え、そんなすごい事やってるの?」とびっくりすることがあります。その時に「どうしよう…うちはやってない」と落ち込む事があります。

でも、落ち込む必要はないのです。

昔から「隣の芝生は青い」というように、羨ましく思ってしまうものです。そして比べるということはきりがありません。
私も人と比較してしまう性格ですが、我が子に関しては「この子の良いところ、合うものは何か?」と考えるようにしています。

他のお家の子が「うちダンスが得意で〜」と話しても「うちもダンスさせなきゃ!」と焦る必要はないですよね?我が子には我が子の得意分野があるので、それを活かした方が良いと思います。

私は、トモちが当時4ヶ月の頃になかなか寝返りをうたなかったので「うちより早く寝返りうった子がいる」事を気にしてました。
つかまり立ちも、歩く事も、トイレトレーニングも、お箸の持ち方もハサミもひらがな読みも…大人になってできない子はいません。

ほんとに今思えば些細なことでした。
けれど、中には発達の状況などもあるので、長い目で見守ることが必要です。

4.家をできる範囲で片付ける

実は、「片付け」「ストレス」は密接な関係があります。
テレビなどで汚部屋を掃除する番組などを観た事はありませんか?私はそういう番組が好きでつい観ていました。
最近知りましたが、ストレスから部屋を片付けられなくなる症状が出てしまうこともあるのだとか。それを知ってからは自分も気をつけようと思い始めました。

もともと家は最低限きれいにしておこうと思っていました。でも子どもが産まれてからは物が増える!!

狭い間取りにキャパオーバーした子育てグッズ。そして手が回らない家の掃除…。
何より水回りが汚いのが許せない私は小さなストレスが溜まりました。そして散らかってる様子に慣れてしまうと意欲さえ失せます。

「これではいかん!」と、子どもの機嫌が悪くない時には少しでも片付けをするようにしました。
全部を片付ける必要はありません。「できる範囲で」片付けられるところを片付けるだけでも、自己肯定感が高まります。

できる範囲で、自分を甘やかしてあげましょう。

5.(できるなら)夫と仲良くする←オススメ!!

これは、私にとって”いちばん”効果がありました。これを意識してから一気に世界が変わりました。

※ご家庭の状況により、この方法が困難な方もいるので、参考程度にしてください。

先ほども書きましたが、私も例に漏れず子どもが3歳になる頃まで産後クライシスになりました。
夫は会社員を辞めて独立して事業を始め、家にいることが多くなったわりには育児は私任せ。

しかも私と違って仕事仲間と飲みに行ったりと家にいないこともしばしば…。
「なんで私は家にこもって子ども見てなきゃいけないのに、夫は好き勝手自由に行動できるわけ?」ともどかしい気持ちは募ります。

「ああ、これが産後クライシスか」と、出産前の夫との2人きりの生活を思い出しては冷めてしまいそうな自分の気持ちにがっかりしました。
夫は元々とても優しく穏やかな性格なので、ピリピリしてる私に当たったり嫌味をいうことは一切ありませんでしたが、やはり嫌な雰囲気を感じていたのか家族揃ってリビングで過ごす時間は減っていったように感じてました。

ちょうど冷めた空気もMAXな時期、夫は夫で仕事に行き詰まっていて悩みを抱えていたり両親ともすれ違いが起こっていたようでした。
加えて私とも険悪な仲になっていて、とても悩んでいたようです。私はそんな夫に優しい言葉もかけられずそんな自分にもイライラするばかりでした。

そんな時、私の母が夫を見て、こっそり私に話をしてくれた言葉が衝撃でした。

「夫くん、大丈夫?」

「え?」と思いましたが、話を聞くと夫がものすごく疲れているように見え、なんなら「今にも消えてしまいそうな雰囲気が…」と言われてしまいました。

なんと、第3者から見ても夫は疲れ果てて、今にも消えてしまいそうな雰囲気が出ていたようです。
夫にも子どもにも優しくしたいけどできない自分にイライラしていましたが、母からの言葉で目が覚めました。

その日から夫に対して優しく接するように心がけ、会話も増やすことを意識しました。
するとみるみるうちに、私の心がスーッとラクになり、自然と夫もリビングにいる時間や笑顔が増えていきました。

夫と仲良くすることで、子どもの悩みや話を1人で抱え込むことも減り、子どもにも自然な笑顔を向けることができるようになりました。

「孤育て」という言葉が産まれてしまったように、孤立した子育てがいかに視野を狭くし、子育てを苦しくさせるものということを再認識した瞬間でした。

イライラにあまり効果のなかった解決法

今度は、私の実体験をもとに「思ったより効果なかったな…」という解決法を紹介します。

  • 気分転換をする(趣味や散歩など)
  • 休める時に休む
  • 夫に任せる。

1.気分転換をする(趣味や散歩)

今までの話とすこし矛盾するところがあるかもしれませんが、よくある「気分転換」は私には向いていませんでした。
一時的な解放感はありましたが、ほんとにそれだけです。家に帰れば現実に帰ってしまう憂鬱さがあり、根本的な解決には至りませんでした…。

2.休める時に休む

出産当時、義母が優しく「休める時に休みなさいね」と教えてくれましたが、別部屋で休んでいても「ほぇ…」という赤ちゃんの声が聴こえてくるのです!!

頭がいかれてしまいそうでした。そんな状況が子どもが2歳くらいまで続きました…。

3.夫に任せる。

もう単純に「任せられねえ。」の一言です。笑

さきほどの話と矛盾してしまうかもしれませんが、夫に家事にしても子守をさせても、気になって仕方ないのです。気分転換のはずの外出が解放的になりきれない原因もこれにあると思います。

「預けてきたけど大丈夫だろうか」と心配になってしまうのです。
さいあく「子育ていやだな〜」と思われたらどうしようとさえ心配でした。

トモちが3歳になった現在はだいぶ夫も「パパ」になったので、任せられるようになりましたが、家が汚いままだったりしますが「ふっ…」と笑う程度です。

(オマケ)子育てに悩んでいた時に読んでいたオススメ本 3選

ここでは、実際にわたしが読んで参考にしていた本をまとめています。

「私、子育て向いてないかも」がラクになる本

育児に自信をなくしている人に向けた本です。
わたしは子どもへの対応を「ちゃんとしないと情緒が…💦」とか考えてしまってましたが、この本を読んで「ああ…もっとゆるくて良かったのか」と思えるようになりました。

感情的にならない 気持ちの整理術

育児本とは別ですが、自分の気持ちのコントロールをできるように参考にしました!
色々なパターンの解決方法がイラスト付きで簡単に載っているのでおすすめです。

科学的にイライラ怒りを手放す 神子育て

”科学的”というのでちょっと聞き馴染みないカタカナが出てきましたが、基本は他の本と同じで「メンタルをコントロールする」ということをワーク形式で載せています。
「こうあるべき」という固定概念を切り離すヒントになった本でした!

【最後に】子育てに悩むのは、「真剣に」子育てと向き合っているから。

いかがだったでしょうか?

子どもにイライラしてしまう、「こんな私って子育てに向いてない?」という子育ての悩みの原因と解決法、個人的にあまり役に立たなかった方法などを元保育士の私の経験を交えながらお伝えしてきました。

何度でもいうけど、向いてないワケじゃないですよ!!

悩むのはそれだけ子どもと向き合っているからです。むしろ向いています!逆に謎の自信がある方が心配なパターンだってあるのです。

イライラには少なからず原因があって、判断力を鈍らせてしまう何かがあります。
その「何か」に気づくヒントになりますように。

この記事が少しでもあなたの子育てを手助けできるものになれば幸いです!

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